Flaskでリクエストデータを取得する際、リクエストの内容に応じた様々な方法があります。例えば、URLクエリパラメータ、フォームデータ、JSONデータ、ファイルをそれぞれ異なる方法で取得可能です。

URLクエリパラメータの取得

URLに含まれるクエリパラメータは、request.argsからアクセスできます。例えば、?search=pythonsearchパラメータを取得するには次のようにします。

search = request.args.get("search")

フォームデータの取得

POSTメソッドで送信されたフォームデータは、request.formから取得できます。

email = request.form.get('email')

JSONデータの取得

JSON形式のデータは、request.get_json()を使って取得します。このメソッドは、リクエストがapplication/jsonヘッダーを持つ場合に使用できます。

data = request.get_json()

ファイルの取得

ファイルが送信されている場合、request.filesからファイルを取得できます。

uploaded_file = request.files['file']

生データの取得

request.datarequest.get_data()を使うと、送信された生のリクエストボディを取得できます。フォームデータやJSONデータが正しくパースされなかった場合に使用します。

raw_data = request.get_data()

まとめ

Flaskでは、リクエストに応じてrequest.argsrequest.formrequest.get_json()request.filesを使用して必要なデータを取得できます。これらを活用することで、Webアプリケーション内でユーザーから送信されたデータを柔軟に処理できます。