Pythonモジュールのソースコード場所を確認する方法

Pythonのモジュールのソースコードを確認したい場合、いくつかの方法があります。特に、モジュールの__file__属性やinspectモジュールを使うことで、簡単にパスを特定できます。

__file__属性を使用する

Pythonでは、モジュールの__file__属性を使用して、モジュールのソースファイルが保存されている場所を取得できます。次のようにして、モジュールのファイルパスを確認できます。

import module_name
print(module_name.__file__)

たとえば、randomモジュールのソースパスを表示する場合:

import random
print(random.__file__)

inspectモジュールの利用

Python標準ライブラリのinspectモジュールを使用すると、モジュールのファイルパスを取得するより高度な方法があります。特に、.py.pycファイルに関連付けられたパスを簡単に確認できます。

import inspect
import random
print(inspect.getfile(random))

標準ライブラリやC拡張モジュールの注意点

datetimeやその他のC拡張モジュールの場合、ソースファイルがC言語で実装されているため、__file__属性は.so(Linux)や.pyd(Windows)ファイルを指します。これらはバイナリ形式のファイルであるため、直接的なソースコードの確認はできません。ただし、Pythonの公式リポジトリ(CPythonのGitHubリポジトリ)でソースコードを見ることができます。

pipを使ったモジュールの確認

pipでインストールしたモジュールの場所を確認するには、pip showコマンドを使用します。このコマンドでインストールされたモジュールの詳細情報を確認でき、モジュールが保存されているパスも表示されます。

pip show module_name

まとめ

Pythonでモジュールのソースコードの場所を確認するには、__file__属性やinspectモジュールを使用すると便利です。C拡張モジュールの場合は直接ソースを確認できないこともありますが、Pythonの公式リポジトリで確認することが可能です。pipでインストールされたモジュールについてはpip showで詳細情報を取得できます。