Windowsにpipをインストールする方法

Pythonでパッケージ管理を行うためのツールであるpipは、Python 3.4以降には標準で付属していますが、それ以前のバージョンでは手動でインストールが必要です。ここでは、Windowsでpipをインストールする方法を詳しく解説します。

Python 3.4以降のバージョンの場合

Python 3.4以降を使用している場合、pipはすでにインストールされているため、特別な手順は不要です。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行し、pipが利用可能か確認できます。

pip --version

これでバージョン情報が表示されれば、pipはすでに利用可能です。

Python 3.4未満の場合のインストール

古いバージョンのPythonを使用している場合は、get-pip.pyというスクリプトを使って手動でインストールする必要があります。以下の手順に従ってください。

  1. get-pip.pyスクリプトをこちらからダウンロードします。
  2. コマンドプロンプトを開き、スクリプトがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  3. 次のコマンドを実行して、pipをインストールします。
python get-pip.py

このコマンドにより、Pythonpipがインストールされます。

PATHの設定

pipがインストールされた後、Windowsでpipコマンドが認識されない場合は、Scriptsディレクトリを環境変数PATHに追加する必要があります。一般的には、次のディレクトリを追加します。

C:\`Python`XX\Scripts

XXはインストールされているPythonのバージョン番号です。

使用例

インストールが完了したら、次のようにpipを使ってパッケージをインストールできます。

pip install requests

これにより、指定したパッケージがインストールされ、すぐに利用できるようになります。

まとめ

Windowsでpipをインストールするのは簡単です。Python 3.4以降のバージョンでは、pipはデフォルトでインストールされていますが、古いバージョンの場合はget-pip.pyスクリプトを使用することで簡単にインストールできます。また、PATH設定が重要ですので、pipが認識されない場合には確認しましょう。