pytzを使ったタイムゾーン管理

Pythonでタイムゾーンを管理する際に使用されるpytzは、世界中のタイムゾーンを簡単に取得、適用するためのライブラリです。

タイムゾーンの一覧取得

pytzには、全てのタイムゾーンを取得するall_timezonesと、よく使われるタイムゾーンのみをリストアップするcommon_timezonesがあります。

使用例

import pytz
print(pytz.all_timezones)  # 全タイムゾーンのリスト
print(pytz.common_timezones)  # 一般的なタイムゾーン

特定のタイムゾーンの適用

タイムゾーンを指定するには、pytz.timezone()を使います。UTCから他のタイムゾーンへも変換できます。

使用例

from datetime import datetime
import pytz
utc_time = datetime.now(tz=pytz.UTC)  # 現在のUTC時間
new_york_time = utc_time.astimezone(pytz.timezone('America/New_York'))
print(new_york_time)

Python 3.9以降のタイムゾーン管理

Python 3.9以降では、新しいzoneinfoモジュールが標準ライブラリとして追加されており、今後はこちらを使用することが推奨されます。