MySQL-Python
インストールエラーの概要
Python
環境にMySQL-
Python“をインストールする際、特にLinuxやMac環境で「mysql_config not found
」というエラーが発生することがあります。このエラーは、mysql_config
ツールがシステムにインストールされていない、またはパスが正しく設定されていない場合に発生します。
エラーの原因
mysql_config
はMySQL開発パッケージの一部で、Cライブラリをコンパイルする際に必要です。MySQL-Python
パッケージはこれに依存しているため、インストール時にツールが見つからないとエラーが発生します。
エラーの解決方法
Ubuntuの場合
Ubuntuでは、libmysqlclient-dev
パッケージをインストールすることでmysql_config
を含む開発ツールが利用可能になります。
sudo apt-get update
sudo apt-get install libmysqlclient-dev
もしMariaDBを使用している場合は、以下のコマンドを使用してください。
sudo apt-get install libmariadbclient-dev
CentOSの場合
CentOSユーザーは、MySQL開発ツールとPython
開発ヘッダをインストールします。
sudo yum install mysql-devel python-devel
Macの場合
Macでは、Homebrew
を使ってMySQLをインストールし、mysql_config
のパスをシェルに追加します。
brew install mysql
export PATH=$PATH:/usr/local/mysql/bin
この後、pip install MySQL-
Python“を再度実行します。
代替パッケージ:mysqlclient
MySQL-Python
は現在非推奨となっており、代替としてmysqlclient
を使用することが推奨されています。mysqlclient
はMySQL-Python
の後継であり、Python
3にも対応しています。
pip install mysqlclient
これにより、mysql_config not found
エラーを回避しつつ、同様の機能を利用することができます。
まとめ
MySQL-Python
のインストール中に発生するmysql_config not found
エラーは、必要な開発ツールをインストールすることで解決可能です。また、今後はmysqlclient
を使用することが推奨されており、Python
3にも対応しています。