【HALCON】dev_set_draw 関数について - 描画モードの設定
2024-08-30
2024-08-30
HALCON
のdev_set_draw
関数は、画像や図形の描画モードを設定するために使用されます。この関数を使用することで、オブジェクトの輪郭やその他の要素を異なるスタイルで表示することができます。
dev_set_draw 関数の概要
dev_set_draw
関数は、描画モードを設定し、ウィンドウ内に表示されるオブジェクトの描画方法を制御します。これにより、輪郭の描画を実線、破線、または点線に変更することができます。
使用方法
dev_set_draw
関数の基本的な使用方法は以下の通りです。
dev_set_draw (DrawMode)
引数の説明
DrawMode
描画モードを指定します。設定可能な値は以下の通りです:'margin'
オブジェクトの輪郭のみを描画します。'fill'
オブジェクトを塗りつぶして描画します。
具体例
次に、dev_set_draw
関数を使用して描画モードを設定する簡単な例を示します。
* 輪郭描画モードに設定
DrawMode := 'margin'
dev_set_draw (DrawMode)
* ウィンドウ内にオブジェクトを輪郭表示
disp_circle (WindowHandle, 250, 250, 100)
この例では、描画モードを'margin'
に設定することで、円の輪郭だけが描画されるようにしています。
応用例
dev_set_draw
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
- 輪郭表示の強調
オブジェクトの外形だけを強調表示したい場合に、'margin'
モードを使用します。 - 塗りつぶし描画
完全に塗りつぶされたオブジェクトを描画したい場合には、'fill'
モードを選択します。 - 複雑な描画
異なる描画モードを使用して、視覚的な効果を高めた図形描画を行います。
まとめ
HALCON
のdev_set_draw
関数は、描画オブジェクトの表示スタイルを柔軟に設定できる重要なツールです。この関数を活用することで、オブジェクトの外観を視覚的に調整し、特定の表示要件に合わせて描画方法をカスタマイズすることが可能です。